鍼灸の説明2

引き続き鍼灸について説明します。
鍼灸の副作用?

施術を受けると、副作用ではないのか?
という反応が見られることがあります。

  • 症状が悪化した感じがする。
  • だるくなった。
  • 吐き気がする。
  • 普段より長く寝過ぎてしまう。
  • 下痢になってしまう。

    代表的な反応は上のようなものですが、他にも
  • 微熱が出る。
  • おしっこが近くなってしまう。
  • 吹き出物が出る。
  • 生理の血の中にレバー状のものが混じる。
  • etc.

このような反応が見られることがあります。

何も説明が無いと鍼灸に対して疑問や恐怖心をまま持ってしまいがちです。

しかし、これらは瞑眩(めんげん)現象と呼ばれるものです。

個別の詳しい説明は省きますが、このような反応が起こった後は、良好な経過をおくる場合がほとんどです。

なのでこの様な反応が起こったら、喜ぶべきではないか、とさえ思います。

身体の調子が整ってきて、身体が自身の力で治そうとして、余分なものを体外に出そうとしている。
という理解で充分でしょう。

よけいに痛くなった。というのは少し説明します。
坐骨神経痛とよく似た症状の正座を例に説明します。

正座を続ける→ 痺れ→ 痺れ、痛み→ 感覚無くなる

正座やめる→ 感覚なし→ 痺れ、痛み→ 痺れ→ 回復

このように症状が悪化していくと、痛みも感じなくなることが往々にしてあります。

そこで治療していくと、上記の通り無感覚から痛みや痺れを感じるように回復するのです。
なので、よけいに悪くなったと感じる場合があるのです。

また、反応が出ない場合も多いですが、治らないということではありません。
治療の速度が”緩”(反応が出にくい)か、”急”(反応が出やすい)かの違いです。

どんな症状も、根気よく続けていただければ、必ず良くなります。

いずれにしろ、このような反応が出ても心配することはありません。