鍼灸の説明

ここで鍼灸について簡単な説明をします。
普通の方は、鍼灸にあまり馴染みが無いと思います。
なので、わかりやすく説明したいと思います。

鍼灸の効果

すごく大雑把に言って三つの主な効果があります。

1:血行を良くする。

2:筋肉をゆるめる。

3:痛みをやわらげる。
専門家や詳しい人には、異論があるでしょう。
ここでは、鍼灸のことをよく分からない人に説明するので、
あえてこの三つで説明します。
ご容赦ください。
1:血行を良くする。
鍼や灸をすると、その場所がほんのり赤くなります。
また、受けた方もほかほかと温かくなると感じます。
温かく感じるのは血流量がふえているからです。
このことからも、血行が良くなることがよく分かります。


2:筋肉をゆるめる
同じように施術後(鍼、灸をした後)そこの場所が柔らかくなっている。
コリやツッパリ感が軽く、または無くなっている。
ということで筋肉がゆるむことが分かります。


3:痛みをやわらげる
この場合はほかのものと違って、施術者(鍼灸を行うもの)は、
患者さんの様子をうかがうことや尋ねることでしか分かりません。
患者さん自身も注意してみないとよく効果が分からない場合もあります。


では何故このような効果が出るのか?
私見ですが、まだ決定的な説明は無いと思います。
色々な説はありますが、究明されたもの無いと思います。
ですので、ここでは追及しません。


説明する上で三つにわけましたが、
実際は三つの効果があわさっていて、
どの効果が効いたというのは、はっきりとは分かりません。


腰痛を例にとって治療のやり方の説明をします。


腰痛は、いろいろな原因(筋肉、椎間板、背骨の関節など )
がありますが、腰のあたりの筋肉をゆるめるのが重要です。

要するに腰のあたりのコリを取るとゆうことです。
何故そこにコリがおこるのか?
そこで何か(気、血、水)が滞っているからです。

気、血、水と書きましたが、何か、血行と置き換えても
いいと思います。
で、当然腰のあたりに施術します。
しかし、腰だけの滞りを無くして通りをよくするより、
腰を含めた全身の通りを良くした方が効果的なのです。

例えると、小さいホースの輪(腰)より、大きいホースの輪(全身)の方が
流れる水の量が違います。
流れる水が多いほど滞りを無くす力が大きいです。
つまり、腰痛でも肩、頚、手足などに施術するわけです。

腰痛なのに何故腕や足にするんだろう?
と内心思ってる方は、上の説明で分かると思います。
基本的に当鍼灸院は上記のような施術を行います。