● 腓腹筋:主に硬結を目安に、あるいは筋全体に。刺鍼、刺絡、灸、火鍼
● ヒラメ筋:脛骨、腓骨の側方から長めの鍼(2寸=6㎝前後)で刺鍼。
● 後脛骨筋:下腿の後面から脛骨と腓骨の間を狙い長めの鍼で刺鍼。
1番目と2番目:腓腹筋は症状が出ている場所で、ヒラメ筋付近がその原因となりますので併せて治療します。
ヒラメ筋付近の血管が絞扼されて腓腹筋への血液(酸素)供給不足となり、痙攣する場合が多いです。
3番目:1,2番目の治療でいまいち効果が上がらない場合に行います。
勿論1,2番目の治療と併せて行います。
下腿の冷えも血行不良がその原因なので治療法は同じです。
冷えの場合には足部の冷えも伴う事もあるので、
その場合は足底への刺鍼や灸、火鍼、あるいは足趾への井穴刺絡も行います。
予防法としては毎日の下腿のストレッチやお風呂に入ることで
筋に疲れを蓄積させないようにしましょう。
漢方薬では芍薬甘草湯が即効性があり、良く効くようです。