• 股関節の前面:大腿直筋の付着部付近と大腿四頭筋に刺鍼
• 股関節の内側:内転筋群へ大腿骨に向けて刺鍼
• 股関節の外側:小殿筋へ刺鍼
1番目と2番目は恐らく痛む場所がはっきりしてるので、
刺鍼する場所も分かりやすいと思います。
またそれほど長い鍼は必要ないでしょう。
3番目の小殿筋は深層にあるため、自分でもどこが痛むとはっきりと分からないと場合が多いです。
深層にあり、かなり強力な筋なので、3寸(約10㎝)程の鍼が必要です。
小殿筋に沿って3~9本ほど刺鍼します。
手の腱鞘炎の場合と同じ様に使わない事が手以上に難しいです。
それに加え立っているだけで結構な負担がかかり、
股関節痛のある方は歩き方も相当崩れているので、治療は長引く傾向があります。
歩き方が痛みを引き起こす原因にもなりますので、
痛くない方の足と比べて自分の歩き方(体重のかけ方や筋肉の使い方)がどうなってるのかを確認しましょう。
勿論体重が重い方は減らすことが治療の一部になります。
長く患っている方は腰や膝の痛みもでるので併せて治療します。