● 大腿内転筋群:圧痛や硬結を目安に。または筋群全体に内側から大腿骨に向かって刺鍼
● 内側側副靭帯:骨に沿わすように刺鍼。あるいは火鍼、灸、刺絡
● 鵞足:骨に沿わすように刺鍼。あるいは火鍼、灸、刺絡
1番目 膝蓋骨の内側の上あたり(血海付近)に痛みが出る場合、
内転筋群のコリや短縮などが原因なのでそこを治療します。
皮膚表面から大腿骨まで結構距離があるので2~3寸位の鍼が必要です。
2番目 何らかの原因で側副靭帯が痛む場合そこに鍼を打ちます。
骨に垂直に当てるように鍼を打つと、
鍼が靭帯に触れる面積が少なくなるので骨に沿わせるように打ちます。
3番目 2番目と同じように鍼を打ちます。
鵞足炎でそこだけ痛い場合は縫工筋、薄筋、半腱様筋を触り固さや圧痛を調べ、
その筋に沿って何本か刺鍼します。
2番目、3番目の場所が耐えきれないくらい痛む場合は火鍼が良く効きます。