● ハムストリングス:大体二頭筋、半腱様筋、半膜様筋に沿って大腿骨に向かって刺鍼
● 坐骨結節及びそのやや上方から大転子の間:内、外閉鎖筋、双子筋、大腿方形筋に刺鍼
大腿後面の痛みは主にハムストリングスの痛みです。
単純にハムストリングスの障害だけならそこに刺鍼すれば痛みは治まります。
しかしあまり効果が感じられない場合には上記2番目の治療法を加える必要があります。
梨状筋症候群の場合と同じように、
ハムストリングスに行く坐骨神経の分枝が絞扼されてると考えられます。
上記どちらもかなり深い場所まで届かせる必要があるので。
3寸(10㎝)程の鍼が必要です。
今回は大腿後面に限っての話ですので、
下肢全体や、大腿と下腿の後面が同時に痛む場合はこの治療法は当てはまりません。